「THE BADGE IS HERE !!」Vol. 7(1983年6月)

今回からNew Seriesとして、Free Talkのコーナーを設けました。第1回目は中村氏にスポットをあててみました。
FREE TALK / THE BADGE そして60's
SHOJI NAKAMURA
LP「TOUCH」が出て、いろんな雑誌にThe Badgeの記事を見る。それは大変ありがたいことだし、オレ達も写真を見ながらニッコリ笑ったりもする。その多くは「60'sの懐かしいサウンド」というキャッチコピーからはじまる。どうもスッキリこない。
確かに、The Badgeは60'sのBeat Band(The Who、The Kinks、Small Faces……)が大好きだ。ステージでもその辺をやったりする。でも、勘違いして欲しくない。オレ達は単なるノスタルジックに60'sを追いかけているわけじゃないということ。The Badgeは「今」を生きているということだ。
60'sの音をそのまま再現したところで、それは何の価値もないものだし、その手のバンドならアマチュアにもゴロゴロしてるし、The Badgeよりもっとそれっぽいだろう。
オレ達がプロになれたのは、80'sを生きているからこそなのだ。
もちろん、60'sは死ぬ程好きだ。「Going Back To My 60's」でわかるように、オレの憧れだ。もしThe Badgeにもっとそれっぽくやれというのなら十分やれるし、そういう曲を書く自信もある。でもそれじゃThe Badgeの存在感なんてありゃしない。
インタビューで「The Badgeはどういうバンドなんですか?」とよく聞かれるが、その時オレは「The BadgeはThe Badgeです」と答える。それしか言えないのだ。突っ張っているわけじゃない。単にMods Bandじゃないし、Beat Bandでもない。ましてやニューミュージックじゃない。
それは聴く方が勝手に解釈する問題であって、オレ達から説明することじゃないと思う。
「The Jamに似ている」、「The Beatlesみたいだ」、大いに結構!!
でもオレ達はそのレッテルにこびはしない。やりたいようにやらしてもらう。
「The Badge Is Here!!」、その言葉どおり、一人でも多くのKidsにThe Badgeの存在感をわからせたいのだ。
OK! ステージで踊ろうよ!! 唄おうよ!! 叫ぼうよ!!
そこには60'sはない、British Rockはない、
そこにはBadge Soundとお前が居るだけなのだ。
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