「THE BADGE IS HERE !!」Vol. 6(1983年5月)

STAND CLAP DANCE
4月22日 渋谷Egg-man
この日、Egg-manの新しい企画により、アーティスト別、入れ替え制でone night 2stageというシステムだったので、The Badgeは9時からのステージ。スタート時間が遅いので客入りが心配されていたにもかかわらず、まずまずの出足。ただ、いつもより客の年齢層が高かったせいか、少しばかり落ち着いた雰囲気であまり熱気は感じられなかったが、オープニングナンバーはデイヴ・クラーク・ファイヴの"Glad All Over"、久々に「あの娘に接近中」も演奏された。
また新しく"Bad Time"、"Stay"などマニア泣かせのコピーナンバーも加わり、特筆すべきは"Stay"で川崎哲がヴォーカルをとったこと。いつもとは少し違ったステージが展開された。
ベースアンプのヘッドが倒れるというアクシデントが起きたものの、パワーあふれるステージだった、しかし、時間がなかったために、アンコールも1回だけ、盛り上がりも今一歩と、ちょっともの足りない感じだった。
KOZUE SASAKI
4月24日 横浜JEAN GENIE
David Bowieの曲に"Jean Genie"というのがあったと思うが、Live Houseとしてはちょっと聞き慣れない名前である。それもそのはず、この店はオープンしてまだ日が浅い。
こぢんまりとした店内は50人も入れば一杯といった感じで、Standing Gigにはもってこいといったところかな。
一見、リハーサルスタジオを思わせる内装もスッキリしていて良い。
横浜でやるときは港町というせいもあってか、俄然メンバーははりきってくれるのが常となっているが、今日はちょっと様子が違う。中村氏一人だけラフなスタイルで登場したためか、何とも浮いた感じに見えてしまって、いつものスゴみが感じられない。おまけに2曲目にして愛器VOX AC-30アンプが壊れるというアクシデント。やたら間があいてしまったあと"London Paradise"で再開。さぁてこれから本番かなと思いきや、今いち元気がない。ヴォーカルも一本調子で演奏もまとまりに欠ける。
結局ここぞと盛り上がる場面のないままにending。2回のアンコールはあったものの、一回一回のThe Badgeのgigを楽しみに来ているkidsにとっては不満の残る今回のライブだった。
YOSHIKO ISHIKAWA
5月2日 原宿CROCODILE
クロコダイルでは12月のJAM NIGHT以来、5ケ月振り、本当に久々のステージ。
この日、Go GO Boysをサポートに迎えてのライブは、ゴールデンウイークド真ん中ということもあって、クロコダイルは満員御礼。メンバーもkidsもうかれ気分でDancingといったところ。
オープニングナンバー"Lady On The Radio"から、、いつもにも増してパワフルなステージにみんなとっても熱くなっていた。特にアンコールの"Union Jackに魅せられて"はものすごいエキサイト振り。これが本当のThe Badgeなんだとつくづく思い知らされた。
ところで、前方の真ん中でドーンと座っていた皆さん。音を楽しむ方法はそれぞれ違うと思うけど、ステップを踏みながらのBadge Soundの味わいも一段と違います。今度のgigではLet's Dance With The Badge!!
UTAKO KATSUOKA
4月28日 「ザ・GUERRILLA NIGHT」渋谷Egg-man
今日は1カ月振りくらいで見れる松村雄策のライブ。The Badgeを知る前から松村のファンであった私は、意気揚々とEgg-manに足を向けた。Egg-manにつくと入口のメニューにナント! "松村雄策 VS The Badge"。何だこれは!? つまり3月12日の新宿ロフトに続く2度目のゲリラ・ギグでございます。とりあえず中へ入ると、このゲリラは大成功と言うべきかな、Badgeのファンなんて一人もいないや……という感じ。The Badgeが松村雄策のサポートをするのは今回が3回目。だから松村ファンにはわりと知られているわけで、受け入れられ方はまあまあ。中には今にも立ち上がって踊りだしそうなくらいハンド・クラップしてのってる人もいる。でも立たないのは日本のロックファンの慣例みたい。どうして前座だとスタンディング・オベーションしちゃいけないんだろう、と思うのと同時に、それを打破できないThe Badgeのライブ・パフォーマンスの物足りなさを感じた。ともかく「松村のファンを食ってやれ!」という気合いに欠けてたな。
MEGUMI SUZUKI
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