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「THE BADGE IS HERE !!」Vol. 4(1983年3月)

THE BADGE IS HERE !!

バッヂ・サウンド分析

第3回:田中信昭(ベース)

 シリーズ企画「ザ・バッヂ サウンド分析」。第3回はバッヂサウンドの中枢、ベーシスト田中信昭氏に1問1答。リーダーの彼にはベースに関してのみならず、バッヂ・サウンドということで幅広く語ってもらいました。

使用楽器

ベース:リッケンバッカー#4000(カラー:JG・ブラック、セットネック、1リッケンバッカー・ワイドレンジスタイルマイク、メイプルボディ、ローズ指板)
リッケンバッカー#4001(カラー:FG・チェリーサンバースト、#4000スタイル、スルーネック、2マイク、リック・オー・サウンド・キット可、メイプルボディ、ローズ指板)
フェンダー・プレシジョン(カラー:WHT・ホワイト、3ピース・アッシュボディ、ハード・メイプル・ローズ指板、ヴィンテージ・ピックアップ)
アンプ:マーシャル100W

Q:先ず、ベーシストになった理由は?
A:
リンドン時代。最初は田中一郎と交替でベースとギターやってたけど、一郎の方がギター向いてたから、ベースになった。
Q:ベース遍歴を。
A:
最初はテスコ。その後、グレコのジャズベース。あれは材質が悪くて重いから、ボーカルやりながらだと押さえにくかった。それでフェンダー・ムスタングにした。でもボディとネックのバランスが悪くて弾きにくかった。その次にリッケン#4000、ワンマイクの買おうとしたら売れちゃってて、プレシジョン買ったの。それから、ハートブレイクバンド始めて、やっぱり歌いながら弾きやすいのと思ってヘフナーのヴァイオリンベース。でもネックが悪くてね。楽器屋持ってって交換してくれたのがリッケンバッカー。
Q:リッケン#4000と#4001とを比較して。
A:
#4001は通しネックなのね。だから弾きやすいんだけど、#4000はセットネックなの。だから張りがいいわけ。音色は#4001の方が素朴でセミアコみたいで好き。
Q:The Jamのブルース・フォクストンがリッケン使用を止めた理由として、Trebleがきつくてベースらしい音がしないことを挙げているが。
A:
どうだろう。曲によるし、好きずきじゃないかな。#4001の音、好きだよ。弾きやすいし。プレシジョンは押さえるの大変だからね。
Q:しばらくプレシジョンを使っていなかったのに、このところステージで使い始めたのは?
A:
ちょっと低音を効かせて厚みを出そうかと思って。でも、俺のプレベ、色を塗り替えたり、ピッチ外したりしてるから、他のプレベと比べたらかなり違う音がするかも知れない。
Q:使用弦、ピック、それからアンプのコントロールは。
A:
弦はロッドのスウィング。ピックはフェンダーのエクストラヘビー、ヤマハの0.35か0.40。アンプのコントロールは、プレゼンス3〜5、ベース8、トレブル6、Vol.1が6、Vol.2が5。接続はVol.1のLowからVol.2のHighへ、Vol.1のHighからベースにつなぐ。
Q:トライアングルピックを使わないのはなぜ? フィンガー・ピッキングは?
A:
使えない。使いこなせないね。フィンガーピッキングは1曲バンバンのバックの時やったことあるけど、すぐ血豆ができるんだもの。
Q:楽器や音にうるさいか?
A:
あまりうるさくない。チューニングは気になるけどね。楽器店にはよく行く。楽器見るの好きだからね。
Q:練習はどんな風に?
A:
週2・3回スタジオで。思いついた曲からどんどん3人で合わせていく。コピーもたまにする。あと3コードでずっと流したりとか。
Q:影響を受けたベーシスト、嫌いなベーシストは?
A:
好きなのはポール・マッカートニーとブルース・フォクストン。嫌いなのは指でなでるように弾くやつ。アタックしているタイプの方がいい。
Q:ベースをやめようと思ったことは?
A:
あるよ。ギターの方がヴォーカルとりながらやり易いじゃない。1人でも楽しめるし。
Q:ベース以外でやってみたい楽器は?
A:
ギター、ハーモニカ。拓郎みたいにね。
Q:メロディアスなベースラインは作るのも弾くのも大変だと思うが?
A:
作るのはそうでもないけど、弾くのはね。
Q:「ウインクはお手のもの」ではベースがかなり全面に出ていたようだが?
A:
音がブンブンしてるね。プレベでレコーディングしたんだけど、あれは自分の音じゃないね。
Q:ベースを弾くことが有効な自己表現になっているか?
A:
あんまり考えたことない。ベースが好きだっていうことだけ。
Q:ベーシストとしての自分はどんな人間だと思うか? バッヂにおける存在は?
A:
やっぱり文字通り、バッヂサウンドのベースとなっているんじゃないかな。
Badgeはビートバンドでもあるけど、ヴォーカルバンドでもある。その辺を聴いてもらいたいね。

――3月5日 SHELL GAEDENにて

©1983 T.B.I.H Factory

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