「THE BADGE IS HERE !!」Vol. 3(1983年2月)

STAND CLAP DANCE
1月21日 渋谷エッグマン
ともかく、昨年11月頃からこの日が来ることを待ち望んでいたのですよ、'83.1.21セカンドシングル発売記念ライブ。場内は「今日は盛り上がるゾー!」というギグ中毒の徴候が漂っていました。ただ、どこかに冷めた空気が流れていて、どこなのかと見渡すと、後部1/3を占める関係者席なのですね。こういうライブの日はつくづく業界の方々に白い目を向けたくなってしまいます。
ところで、デビュー記念の時と同様、二部構成のステージだったわけですが、何と言ってもこの日の聴き所は第一部ではなかったかと思います。オープニングの“Glad
All Over”はデーブ・クラーク・ファイブの曲ですが、新しいレパートリーですし、新曲が“Lady On The Radio”、“Back To My
60's”、“Last Chance”と3曲も発表され、おまけに中村氏がギブソンメロディメーカーに持ち替えリンドン時代の曲、“Birthday Party”が演奏されたときは最高のウケでした。
第二部はいつも通りのホットなステージでした。おそらくメンバーはファンよりもハッスルしていたようで、田中氏の頻繁なジャンプやステージではめったにお目にかかれない川崎氏の笑顔も拝見できました。
M. Suzuki
1月24日 名古屋 E.L.L
昨年12月25日、名古屋・芸音劇場以来1ケ月ぶりの名古屋。ライブハウスElectric Lady LandにThe Badgeはその姿を現した。このE.L.L、昨年暮れに新装したばかりで都会的な雰囲気になり、昔のE.L.Lが好きだった私としては少々残念です。けれどフロアーの市松模様と観葉植物がThe
Badgeのビートにのってひとつの世界を創り出していました。ただ殆どの人がその世界に入り込めておらず、盛り上がりの見られる都市でThe Badgeを見た人には信じられないでしょうが、全く冷ややかな態度でみつめられていたのです。一見社交辞令的なアンコールを求める拍手(決してモッズ・コールなんてものじゃないけれど)でしたが、正直な気持ちがその音に託され、The
Badgeへ届けと言わんばかりの意味あるものに感じられました。これがこの日来ていた人の精一杯のリアクションだった様に思われます。
ステージとの距離を見なくなるには、あとほんの少し時間が必要かも知れません。しかし、The Badgeにならその距離をなくすことは可能でしょう。
名古屋Kidsよ、The Badgeの世界へ素直に飛び込んでいこうではないか。
M. Yamazaki
1月25日 大阪バラード
この日The Badgeは、昼に大阪毎日放送「ハロー・ナショナルショールーム」と言うラジオ番組の公開録音に出演。「Union Jackに魅せられて」と「ウインクはお手のもの」の2曲を演奏し、自己紹介をはじめメンバーの楽しいMCをおりこんだなごやかなお仕事をすませていました(関西方面のファンにお知らせする間もなく1月29日に放送されてしまったのが本当に残念です)。
そして夜、バラードでは以前クロコダイルで一緒に出演したことのあるBOTSとのステージでした。バラードはライブハウスというよりはディスコといった雰囲気で、ステージもフロアーもとても広く感じました。
演奏はオープニングナンバー「Glad All Over」に始まり、久々のナンバー「Runaway Blues」など、ラストナンバー「ガラス張りの恋」までアンコール2曲を含む22曲。毎度のことながらギターの弦が切れるなどのアクシデントにみまわれながらも、パワフルな熱いステージでした。
Y. Ishikawa
1月26日 京都ビッグバン
京都はここBIG BANGでの4ケ月振りのライブステージ。“Happy New Rock '83”と題して、DOCTOR、ザ・キャバレーと共演。
PM 7:30。トップバッターとして我らがThe Badge登場。時間が短かったため、全部で12曲と少し物足りなく思われましたが、それでもパワーだけはいつもにおとらず、関西ツアー最終日、疲れた様子もなくゴキゲンなライブステージを見せてくれました。
さて、以下は3日間の関西ツアーをレポートして感じたトータルな印象ですが、どの会場でもKidsが少しおとなしかったようです。
前回、水戸であの熱気と歓声を目の当たりにし、それをそのまま関西にも期待していった我々としては真に肩すかしをくらったわけですが、同時に1つのバンドをじっくり聴き、冷静に評価するという関西のrock
kidsの姿勢を痛感させられました。
T. Suzuki
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