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「THE BADGE IS HERE !!」Vol. 1(1982年12月)

THE BADGE IS HERE !! Vol. 1

1983, THE YEAR OF THE BADGE !!

The Badgeが「二人のフォトグラフ」(テイチクCE-23)でデビューを飾ってから、早くも5ケ月がたちました。その間、毎回のギグで徐々にファンも定着してきており、且つ、その数も増えつつあります。残念ながら年内で解散することになったイギリスのThe Jamの3度目の来日、最終公演(今年6月16日、日本青年館)でサポート役を果たしたことから、モッズ族と呼ばれる60年代ブリティッシュ・ビート敬愛者に受け入れられ、今ではThe Badgeに続けとばかりに動き始めたアマチュア・ビートバンドもいくつか出現してきています。この上昇気流に乗って、1983年The Badgeはどこまで成長していくか、先ずは荻野マネージャー氏のコメントから。

 デビュー前から今まで、年内のギグや他の活動は、全てこれからThe Badgeが成長していくためのベースづくりだと思っている。来年からは、今年あちらこちらの会場で増えてきたファンが一気に集中できるように、都内では月一回キャパシティの大きなライブハウスで演るようにするつもりである。また、ラジオやテレビ、雑誌等のメディアにもどんどん進出していこうと思っている。
 The Badgeは大きな可能性を秘めているので、それを100%以上に引き出せるよう精力的な活動をしていきたい。とりあえずは1月21日、セカンドシングル発売日のエッグマンでのライブを盛り上がらせたいので、皆さん是非いらして下さい。

―11月27日、at LOFT―

場所が場所、ロフトゆえ、当然少々アルコールも入っており、このような固い雰囲気では話してくれなかったので、数時間に渡ってThe Badgeについて語ってくれた中から本誌でまとめてみました。 続いてはメンバー3人からのコメントです。

INTERVIEW

――今回は"1983 THE YEAR OF THE BADGE"というタイトルで皆さんから来年に向けてのお話をうかがいたいと思いますが、その前に先ず今年一年を振り返って、レコード会社決定時の心境を。
中村:うれしかった。早くプロでやりたいというのがあったからね。
――レコーディングではメンバー側の意向はとり入れられましたか。
中村:規制はあまりなかった。好きな事やらせてくれるという条件やったしね。
――できあがったレコードを自己採点すると。
中村:不満はいっぱいあるけど、それなりに自分たち一生懸命やったから。ミキシングをどうにかすれば、もっといい音作れたと思う。
川崎:レコードをつくることに対して一生懸命やったということでは100点だけど、他の音の内容考えるとダメだったと思う。
田中:ボーカルを中村に交替して(注:当初「ふたりのフォトグラフ」のリードボーカルは田中だった)歌詞も少し変えたし、その辺がちょっと……。反省したこともあったけど、それより「ふたりのフォトグラフ」出せたことで満足。
――レコードセールス以外でファンのリアクションはどう伝わっているのでしょうか。
中村:東京のステージなんかでは、毎回ギグに来てくれるファンは曲も覚えてくれて一緒に歌ってくれたりするからステージもやりやすいし嬉しい。この頃ステージやりやすくなってきたよ。
――The JamのサポートをしてThe Badgeとしてあるいは個人としてグレードアップにつながったことは。
中村:やっぱり目の当たりに見てパワーやね。今回バックはついてたけど、前に出てるのは3人じゃない。編成一緒だからやっぱりパワーだね。一番感じたのは。
――The Jamの解散について。クロコダイルでのJAM NIGHTのことも含めて。
中村:ポール・ウェラーがもっと違うことやりたかったみたいね。あとの2人はまだ続けたかったらしいけど。JAM NIGHTは、彼らが解散するというので、俺達Jam好きだから何かやれることはないかと思ってね。ブリティッシュ・ビートのすごいバンド、次々に解散していくやない。だからその時だけでもブリティッシュ・ビート好きな奴等と一晩楽しくすごそうと思ってね。
――さて、本題ですが、83年具体的にどう動いていこうと思っていますか。
中村:デビューしてからライブ多かったでしょう。これからは都内では月一回くらいにしぼって完成されたステージをやっていきたい。それで夏頃に大きなステージでやるというのが目標やね。あとLPを1月の終わりくらいから作ることになったし、まあ本当に俺達がやることはこれからだと思うね。
――テレビ、ラジオ出演、雑誌について。
中村:現代、テレビっていうのは否定できない媒体だね。テレビ否定することは全然考えられない。出演できるものならどんどん出たいね。ラジオや雑誌は徐々にやっていかないとね。LP出てからだと思う。来年は期待していいよ。
――ファンに要求することは。
中村:今のままでいいと思う。ただあのMods Callはよくないかもしれんね。俺達のファンって半々くらいと思うわけ。やっぱりなんか抵抗ある子っているみたいね。アンコールしたいけれどもあのノリにはついていけないっちゅうかさ。ステージに上がって踊るのも、演奏に差しつかえなかったら別にいいけど。エスカレートしていったら、こっちからやめてくれっていうよ。

―12月19日 目黒カサブランカ―

というわけで、1983年、The Badgeの成長には大きな期待が持てそうです。

©1982 T.B.I.H Factory

表紙 | P2-3(マネージャー、The Badgeインタビュー)| 編集後記

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