top | about | info | biography | discography | dig | archives | vote | bbs | link

「カルチェラタン新聞 東短版」5月号 発行:カルチェラタン新聞会(1983年) より

カルチェラタン新聞

いつも客に何か期待させるような、
そんなエキサイティングなステージをやりたいね。

ザ・バッヂ●インタビュー

――まずファーストアルバムについてなんですが、"TOUCH"というタイトルはなぜついたんですか?
中村:
英語で短いヤツをつけようって言ってたのね、最初"TOUCH ME"にしようって言ってたんだけど、結局"TOUCH"の方がいいって事になって。意外と簡単。別 に意図というか……。BadgeとTouchって似てるじゃない。
――シンプルで素敵なジャケットですね。
田中:
ステージとか見て貰ってね。そのイメージで作って貰ったんだ。最初俺は絶対顔写 真がいいって言ったの。
――3人のですか?
田中:
うん。"Meet The Beatles"みたいなの。
――でもやっぱりこっちの方が……(笑)。じゃあ(曲など)全体の出来は満足ですか?
田中:
うん。色々ある内から3つくらい選んで……(まだジャケットの事を言っている)
中村:だから、これ(ジャケット)じゃなくてね。
田中:あ、曲? 曲はねー、中村。構成とかもね。
中村:まあ思った通りにはなったけどね。でも最初は"いい! 最高!"と思っていても、家で聴いてみるとココはこうすればよかったとかね。それは仕方のない事であって、取りあえずは一生懸命やったしね。
田中:出来上がった時には皆納得してたんだよね。
川崎:色々と反省とかあるけどね。
――今までのシングルは宝島に"青春ポップ"とか書かれてますが、売れ線を狙う現状の音楽業界に不満はありませんか?
中村:
確かに他に出したかった曲もあるけどね。やっぱりどっちも商売だから。その辺は仕方ないんじゃないの。俺達も売れたいと思うし。向こうもより売れるように考えてくれて、結局あんな風なシングルを出したって事で、それは別 に何とも思わん。
田中:制作サイドでは不満は無かったけど、ただ宣伝の方がちょっとね。
――田中さんは再デビューという事になるんですが、再び音楽を始めた理由は何ですか?
田中:
成り行きだね(笑)。リンドン(現チューリップの伊藤薫、ARBの田中一郎がいた)を解散して博多に帰って、独りであちこち歌いには行ってたわけ。ハーモニカとギターでね(笑)。やっぱり歌が好きだったから、何らかの形で続けていこうと思って。その時、中村に会ったんだよね。彼も当時学生でバンドやってて、じゃ遊びでちょっとやろうかってことになって。だから、またバンド組んでやり出したきっかけは中村と出会ったことだろうね。
――音楽をやり始めたきっかけというのは?
川崎:
誰でも高校生くらいになると、好きな音楽を自分でやってみたいと思うようになるでしょ。その事例にもれずにやり出したというわけ。
――じゃあ一番影響を受けたミュージシャンは?
川崎:
やっぱり、リーダーのバンドとか好きだったね。
田中:リンドンってバンドなんだけど知ってる? サウンド重たいけど詞が軽くてねー(笑)。
中村:やっぱりビートルズかな。ビートルズ聴いてかっこいいなあって思って。それに音楽をやれる環境があったからね。
田中:小学校6年から中1頃のビートルズね。リバプールサウンズとか。あとはベンチャーズとか好きだったし。エレキが好きだったね。
――ファンにモッズ族が多いので閉鎖的な感じが少しするんですけど。
中村:
モッズの連中っていうのはごく一部だと思うわけね。全国見ても。だから他の新しく入った人たちが負けなければいいんだよね。負けないっちゅうのは、それ以上に声を出すとかじゃなくて自分らの楽しみ方でやればいいと。前の方がワーッとなり過ぎて恐縮してしまうのかも知れんけど、でも音楽とかさ、客に左右されるわけじゃないじゃない。自分でノッてきておさまりつかなくなったら、やっぱり立つと思うしね。
――今年に入ってファンがかなり増えたと思いますが。
中村:
毎回毎回――すごく自負してるようだけども――恥ずかしくないというか、自分らの精一杯の、気を抜かないステージを心がけてるし、俺達ってやっぱりライヴバンドだからね。一回ステージ変なのやったらもうダメだと思うからね。それが繋がって毎回どんどん来てくれるようになるからね。何か次、また何かやってくれるんじゃないか、その次はまたすごい何かをやってくれるんじゃないかって、客に思わせるようなエキサイティングなステージをやりたいね。
――Badgeにとって"モッズ"とは単なるファッションですか? それともポリシーですか?
中村:
半々ぐらいかな。ミーハー的な部分もあるしね。っていうか好きなバンドがみんなそういう格好していたし。アメリカのバンドでだらしない格好でステージに立つのいるけど、やっぱりショー的な部分ってあるからね。ビシッと決めて。っていうかそれにあった音楽を俺達やってると思うしね。
次ページに続く

©1983 QUARTIER LATIN


表紙 | インタビュー表紙 | その1 | その2

> archives > カルチェラタン新聞 東短版1983年5月号


top | about | info | biography | discography | dig | archives | vote | bbs | link